人工ひざ関節全置換術を受ける前に、患者さまの健康状態を評価し、手術を妨げる要因がないことを確認するために、全身におよぶ検査を受けていただくことになります。
検査
手術に先立ち、血液検査、尿検査、心電図検査などを受けて頂きます。
皮膚のチェック
ひざや脚に皮膚感染や炎症が認められたら、担当医に連絡してください。手術の前に皮膚の治療が必要となる場合があります。
歯のチェック
人工関節置換術後の感染の発生率はきわめて低いのですが、ひざ関節から遠く離れた部位での感染が血流を通じて、ひざ関節に広がってしまうこともあります。虫歯にその可能性があります。人工関節の手術を受ける前に、かかりつけの歯医者で歯の検査を行い、
必要に応じて治療をしておいていください。
手術の前に担当医に現在使用している薬をすべて
(投与量や回数を含む)伝えてください。担当医は投薬を中止または変更すべきかどうかを指示します。
手術後にサポートストッキングや松葉杖が必要になることがあります。専門店にてレンタルまたは購入出来ます。 担当医やリハビリテーションの担当者にご相談下さい。