All in one
Evolis システムは、臨床経験の豊富な整形外科医と共同で1996年に開発されました。EVOLIS®を使用した人工膝関節全置換術は現在、ヨーロッパ、米国、オーストラリア、日本など世界中で採用されており、その使用実績は数万例にもおよんでいます。
Evolis システムの基本コンセプトは以下の3点です。
コンパクトで使いやすい設計。正確で迅速、かつ再現性の高い手術が可能 また手術方法の変更にも対応しやすく、術中のチェック機能も充実
骨との接触面が解剖学的に最適になるためのインプラント設計
金属とポリエチレンの接触面を極力最大限に保つため、共通のラウンド形状を採用し、サイズの互換性を確保
左 サイズ6種類
右 サイズ6種類
セメント用
左 サイズ6種類
右 サイズ6種類
セメント用
サイズ6種類
セメント用
脛骨エクステンションステム (Ø 12mm; 長さ2タイプ: 30mm/60mm)
ティビアルスクリュー (Ø 6.5mm; 長さ6タイプ: 20/25/30/35/40/45 mm)
6サイズ • 厚さ 5種類 (9/11/13/16/19 mm)
サイズ6種類
厚さ5種類 (9/11/13/16/19 mm)
サイズ6種類
厚さ5種類 (9/11/13/16/19 mm)
4サイズ (Ø 30/33/39 mm)
等間隔に設計された3本のペグにて固定
3サイズ (Ø 20/24/28 mm)
中央のペグにて固定
販売名: EVOLIS セメンテッド人工膝関節システム
医療機器承認番号: 22300BZX00346000
販売名: EVOLIS セメンテッド人工膝関節システム P.S.
*医療機器承認番号: 22300BZY00347000
PSタイプの大腿骨コンポーネントは非ボックス型になっているため、可能な限り骨の温存が図れます。
力学テストでは、 Evolis® PSタイプが採用したCAM-POSTメカニズムは、関節可動域(ROM)および前後(A/P)の安定性が高まることが証明されています*
*Data on file: Medacta
傾斜角を4°にしたことによりくさび効果をもたらし、初期安定性が向上、前方ノッチの発生を抑制します。
インレー・クリッピング方式になっているため手術時間の短縮が図られ、装着時のずれ(スライディング)や変形、脱臼といった問題を回避、安全な手術が施行できます。
また、PSインサートにはネジでさらに固定しているため、力学的な抵抗力が増しています。 *Evolis® PS型インレーの安全性は、力学的試験で実証済みです。*
*Data on file: Medacta
Evolisの大腿骨・脛骨コンポーネントはサイズも豊富で、個々の患者様に合った最適の手術を施すことが可能です。
材質
Evolisのポリエチレン製インサートはX線照射や熱加工を一切加えていないため、力学的安定性を保ち、材質の酸化・劣化を極力防止します。人工膝関節全置換術におけるポリエチレン破損の主な原因は、層間剥離(ディラミナーション)が生じることですが、 Evolisのポリエチレンインサートはこの力学的安定性によってディラミナーション・ウェアの発生を抑制しています。[2]
図 1: X線非照射のポリエチレンとX線照射によるクロスリンク・ポリエチレン(照射量別)の強度比較(引張歪力に対する応力比)
クロスリンクポリエチレンは170℃で溶解安定 Adapted from Baker et al.[3].
*GMK インサートポリエチレンと同様の特性を備えた非照射ポリエチレンのデータ
図 2: X線未照射ポリエチレンとX線照射によるクロスリンク・ポリエチレン(照射量別)の引張降伏応力比較(メガパスカル)
クロスリンク・ポリエチレンは150℃で溶解安定 Adapted from Muratoglu et al.[4].
図 3: 非照射ポリエチレンとX線照射によるクロスリンク・ポリエチレン(照射量別)の引張強度(メガパスカル)比較
クロスリンク・ポリエチレンは150℃で溶解安定度 Adapted from Muratoglu et al.[4].
ポリエチレンにつての詳細は以下を参照: Polyethylene in TKA: Do we really need cross-linked polyethylene?, MORE Journal Vol. 1 May 2011. [5]
Evolis インスツルメントの特長
脛骨側の手術では、術者の選択で、骨髄内または骨髄外のどちらかを選ぶことができます。
DESIGN RATIONALE
[1] Ries M D, “Highly Cross-Linked Polyethylene. The Debate is Over-In Opposition”, The Journal of Arthroplasty, 20:59-62, 2005.
[2] Kondo et al. “Arthroscopy for evaluation of polyethylene wear after total knee arthroplasty”, J Orthop Sci, 13:433-437, 2008. Orthop Sci, 13:433-437, 2008
[3] Baker et al., “The effects of degree of Crosslinking on the fatigue crack initiation and propagation resistane of orthopedic-grade polyethylene”, J Biomed Mater Res A, 66(1):146-54, 2002.
[4] Muratoglu et al., “Unified wear model for highly crosslinked ultra-high molecular weight polyethylenes (UHMWPE)”, Biomaterials, 20:1463-70, 1999.
[5] Polyethylene in TKA: Do we really need cross-linked polyethylene?, MORE Journal Vol. 1 May 2011
CLINICAL STUDIES
[6] Bouchet, Dufour, Lepage, Olivier, Toesca, Clinical and radiological evaluation up to 5 years, study report